美雨の部屋へようこそ

世界の旅日記や 文化、歴史のぷち・エッセイを書いています。他にも海外、国内のお気に入りのドラマのあらすじ&感想を勝手気ままに綴っています。

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ボードレールとシャンソン

ボードレールとシャンソン

ボードレール



先日フランス・アマゾンに注文していたCDが届いた。
その一枚は、ボードレールの12編の詩にレオ・フェレが作曲して歌ったもの。
詩集出版より100年を経て、作曲されてレコードとなり、その50年後にCD盤に復刻されたという しろものである。

レオ・フェレは、古典シャンソン界における文学派の巨匠で、よくレコード・ジャケットには白髪の仙人のような風貌で登場する。ジョルジュ・ブラッサンスと並んで一時代を築いた。既に故人である。

オリジナル・シングル盤のリリースは、1957年と古く、1967年にLPアルバムとなっている。これは父の宝物で、学生時代に好んで聴いていたレコードの一枚で、現在は遺品になってしまった。時々思い出すことはあったが、レコードプレイヤーも機能しなくなってしばらく聴けないままだった。その後CD化されず、長らく幻の名盤となっていたが、2008年に復刻されたことを知り、早速、取り寄せたという次第。



悪の華等ボードレールの12編の詩に作曲  フェレのジャケット
フェレのジャケット



ボードレール略歴
1857年、ボードレールがパリで出版した詩集「悪の華 Les fleurs du mal」
その詩篇の一部は風俗紊乱の恐れありとして、当局から削除命令を受けて罰金刑を喰らったという、いわくつきの作品。
フランス文学に関心をもつ者にとっては避けて通れないのが、19世紀の象徴詩であるが、その官能的で魂を揺さぶるような魔力の源泉は、いったいどこからくるのだろうか。
いわゆる「破滅型」とか「呪われた詩人たち」と呼ばれる系譜の中では、後の詩人、ランボーやヴェルレーヌと共に、ボードレールはその筆頭格に挙げられるだろう。
実父は、老人と言えるほど母とは歳が大きく離れていた。幼少期に父と死別、母は再婚。
養父の庇護の下に反抗的な少年期を送るが、勉学は優秀であった。実父が残した莫大な財産を相続するも、数年間で遊蕩に使い尽くし、24歳にして禁治産者となる。青年時代は急進的な政治活動に身を投じ、1848年の2月革命に希望を託すが、その後、ナポレオン3世による帝政復活で挫折。フランス共和制と民主化の夢は再び遠ざかる。代表作の詩の殆どは30歳になる前に書かれた。37歳で詩集を出版。その後、エドガー・アラン・ポーの詩や小説の翻訳、美術批評を手がける。40歳頃から病苦と貧窮の生活が続き、1867年、47歳で死去。
没後「巴里の憂鬱」出版。



ボードレールが青春時代を過ごしたサン・ルイ島の館
ボードレールが青春時代を過ごしたサン・ルイ島の館



ボードレールやランボーを愛読している政治家や企業人といったイメージは浮かびにくい。
思春期から青年期にかけて、フランス詩に惑溺したという経験があっても、社会人となり、ビジネスの枠に組み込まれていくにつれて、次第に離れてしまうのが常。
サラリーマンや公務員として、責任と義務を任うすべき日々を歩むためには、こうした詩の世界は反社会的で、公共の良俗秩序にも相反する。仮に両立させようとしても、内面的な分裂は必定かもしれない。

ボードレールの写真を見ると、「もう、完全に目がイっちゃってるし~。このおじさんコワひ~」というリアクションもありがち。何といっても天才なので仕方がない。天才はお愛想笑いなどはしない。遠くから畏敬するのは良しとしても、お友達になるのは、正直引くかな~。しかし、何といっても芸術家なので、知識も話題も豊富そう。「ブロ友にはなってみたいけど、リアルでは勘弁・・」というカンジだろうか。
実際会ってみたら、意外とお笑い系のおいちゃんだったりしたら面白い(爆)
一般に流布されている肖像は、写真機が発明されたばかりの”おフォト”という意味でも貴重なもので、当時としてもダンディな有名人だったという証しである。



ボードレールによる書き込みがなされた1857年版『悪の華』扉
200px-Fleurs_du_mal.jpg

150年を経て・・・
ムンクの絵がぴったりとはまる悪の華
ムンクの絵がぴったりとはまる『悪の華』




百聞は一見に如かず、一度ボードレールの詩をシャンソンで彩ったメロディーと聞いてみるべし。探すとどこかからちゃんと出てくるなんて、いい時代になったものだ。ああ、このメロディーだ・・・涙が出そう。

Baudelaire:ボードレール
Le serpent qui danse「 踊る蛇 」


Que j'aime voir,chère indolente,
De ton corps si beau,
Comme une étoffe vacillante,
Miroiter la peau!

Sur ta chevelure profonde
Aux âcres parfums,
Mer odorante et vagabonde
Aux flots bleus et bruns,

Comme un navire qui s'éveille
Au vent du matin,
Mon âme rêveuse appareille
Pour un ciel lointain.

Tes yeux,où rien ne se révèle
De doux ni d'amer,
Sont deux bijoux froids où se mêle
L'or avec le fer.

À te voir marcher en cadence,
Belle d'abandon,
On dirait un serpent qui danse
Au bout d'un bâton.

Sous le fardeau de ta paresse
Ta tête d'enfant
Se balance avec la mollesse
D'un jeune éléphant,

Et ton corps se penche et s'allonge
Comme un fin vaisseau
Qui roule bord sur bord et plonge
Ses vergues dans l'eau.

Comme un flot grossi par la fonte
Des glaciers grondants,
Quand l'eau de ta bouche remonte
Au bord de tes dents,

Je crois boire un vin de Bohême,
Amer et vainqueur,
Un ciel liquide qui parsème
D'étoiles mon coeur!


なんて楽しいんだ、物憂げな恋人よ
きみのその美しい肉体を見るのは
まるで揺れ動く布のように
肌がきらめいている姿を

きみの豊かな髪の上には
きつい香水の香りとともに
ゆらめく香り高い海が広がる
青と灰色の波を立たせてる

目覚めた小船のように
朝の風を受けて
ぼくの心も船出するんだ
遠い空を目指して

君の瞳は、何も表さない
つらさも優しさも何も
2つの冷たい宝石だ
金と鉄とで飾られた

君の歩く様子を眺める
美しくも気ままに歩く姿を
それはまるで踊る蛇のようだ
棒きれの先のところで踊ってる蛇

けだるさが重くのしかかっている
きみの子供のような頭は
ゆらゆらとバランスしながら揺れる
まるで子ゾウの頭みたいに

身を横にして寝そべるときは
きみは華麗な帆船のように見える
右に左に揺れながら
帆桁を水に浸している

溶けた鉄によって洪水のようにあふれ出す
轟く氷河からの水は
きみの口からあふれ出す唾液
それが歯の隙間からにじみ出てくるとき

ボヘミアのワインを味わうような気持ち
苦くも心打ちのめされるような
天上の飲み物、
ぼくの心に星を振りまく


Léo Ferré - Le serpent qui danse 「 踊る蛇 」レオ・フェレ( 1916 - 1993 )
http://www.youtube.com/watch?v=ukhpusMT5dY



シンギング・シャンソン・ライターとしてのフェレの代表作品といったらやはりこれかな

Le Pont Mirabeau Leo Ferre  ミラボー橋 (アポリネールの詩による)




文学史上、名作とされる作品の運命のスパンは長い。そして、詩人は一冊の詩集を以て不朽の存在となる。
当時、文学界の大御所として名を馳せ、多作で知られたモーパッサン、ゾラ、フローベール、バルザックといった大家たちの小説は、現代の日本ではあまり読まれていない気がする。彼らが文学という形で提示して告発した社会矛盾は、その後の時代の流れと共に徐々に意義を失っていった。自由恋愛が可能な世の中となり、民主化が進み、無宗教が一般化した現代において、階級、不倫、神と人間の関係などについての問題提起をする意味は薄い。それらは最終的に解決されていないにしても、現代文学の素材テーマとしては、すでに時代遅れとなってしまった感がある。

象徴派詩人は「デカダンス 退廃」という言葉で片付けられがちであるが、しかし、現実と幻想の狭間を行き来する夢追い人たちにとっては、日常現実の閉塞状況を破る、一種の清涼剤の役割を果たしているのかもしれない。
ボードレールとレオ・フェレの共作ともいえる「悪の華」・・・この作品もまた、すべてを老い朽ちさせてゆく時の流れを以てしても、色褪せることのない言葉と音楽の一つであると思われてならない。



美雨


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Comment

コウさま 

ムッシュウ・コウさま、ボンソワール❤サ・ヴァ?

>  ボードレールの『悪の華』 一度読まなきゃと思っていましたが、まだ 読めてません(´ヘ`;)

コウさんは中学生時代にもうさらっと読んじゃったかと思いましたヨ。(爆)
うそうそ、単にエロヲ○ジのざれごと、なんて揶揄する人もいますよね、天才的退廃詩人と狂人とは、もう表裏一体なのかもしれないですね。
このボードレールの写真は、かなり良い(というか、極めてフツーっぽい)のをやっと選んできたんです。
彼は殆ど目がいっちゃってる感じのが多いです。(苦笑)若いころはきっとハンサムで、ハイカラなイケメンだったに違いないのですが・・・生きざまって顔に出ますね。

>  ボードレールの写真のような目を 私もすることがありますw(゚o゚)w
> 私も「ブロ友にはなってみたいけど、リアルでは勘弁・・」というカンジ?(笑)

いえいえ、コウさんはきっとリアルでモテモテすぎて、ブログを我が安らぎの庵にしておられるのでは?
ボードレールのような目をなさるコウさん・・・わ、見てみたいです、キャッ(#^.^#)
  • posted by MIUMIU 美雨 
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  • 2011.08/27 01:29分 
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barbie さま 

barbieさんぼんソワール、トワ・エ・モア❤

秋の夜長にG・べコーのCD聞きながら白ワインとキノコ料理・・・
いいですね、日一日と涼しくなっていくのが楽しみです。^^
パリの焼き栗は何故あんなに美味しく感じるのでしょう。東京の天津甘栗も美味しいけど、パリの街角で、備長炭で焼いてくれるブリキ缶の焼き栗、なんか一味違うんです、包み紙だって新聞紙で出来てるのに、なんか詩を感じてしまう・・・あの包み紙の中には、エスプリという薬味が入っているのかもしれないですね。笑

  • posted by MIUMIU 美雨 
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  • 2011.08/27 01:19分 
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kiraraさま 

マドモワゼルkirara,ボンソワール❤
kiraraさんのお友達にはシャンソン歌手の卵さんがいるんですね。
さすがセレブなkiraraさん、ご交際まで国際的なスケールの大きさが偲ばれます。

> シャンソンは、パリのエスプリ漂わせ、ゆったりと心に響いてきますね♪♪♪

そうですね。
セーヌの流れのように悠久で、美しいのにどこかアンニュイで雄弁ですね。^^
それがフランスの真髄なのでしょう。^^
  • posted by MIUMIU 美雨 
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  • 2011.08/27 01:10分 
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このコメントは管理人のみ閲覧できます
  • posted by  
  •  
  • 2011.08/26 16:16分 
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目が{{(>_<)}} ブルブル 

 美雨秘書さま こんにちは。

 ボードレールの『悪の華』 一度読まなきゃと思っていましたが、まだ 読めてません(´ヘ`;)
 レオ・フェレのシャンソンは、いいですね(゚―^d)グッ!
上品な美雨秘書に ピッタリ(#ノ▽ノ#)
 ボードレールの写真のような目を 私もすることがありますw(゚o゚)w
私も「ブロ友にはなってみたいけど、リアルでは勘弁・・」というカンジ?(笑)

 ではまた☆
  • posted by コウ 
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  • 2011.08/26 16:14分 
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栗が大好き 

まだまだ猛暑の都心ですが
昨夜はべコーのCD聞きながら白ワインときのこたくさん炊き込みご飯、温野菜、唐辛子をはさんだうりの漬物でいつもの
一人夕食 世帯主はWeekdayは帰宅が遅いので気楽、きままにすごしてますv-9

パリの焼き栗大好きです 京都駅、東京駅にも焼き栗の美味しい出店が・・・
「GeNtLe」センパを控え 赤のイメージのイルグクさま
素敵ですv-238
  • posted by barbie 
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  • 2011.08/26 06:09分 
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ステキですね♪ 

いつも美雨さんのBlogは勉強になり、自分の無知さに反省って感じ(^^ゞポリポリ
お父様もステキな方なのですね!!!
シャンソンは詳しくないですが、会社友人が会社を辞め、シャンソンの勉強のためパリに数年住み、たまに日本に帰国し、ライブをするので聴きにいくんです♪
シャンソンは、パリのエスプリ漂わせ、ゆったりと心に響いてきますね♪♪♪
  • posted by kirara 
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  • 2011.08/26 04:25分 
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kayokoさま 

kayokoさん、ボン・ソワール❤お忙しいなか温かいコメントありがとうございます(*^_^*)

> 美雨さんのお父様、素敵ですね・・・
> 私の父が残したものは・・・
> 北島三郎のカセットテープを大量に^^;です。

サブちゃん最高ではないですか。父もサブちゃん好きでしたよ、風雪流れ旅とかいうコンサート誘われて行ってた覚えが・・・考えてみたら演歌こそ日本のシャンソンですよね。フランスのシャンソンも、イタリアのカンツォーネも、ともに”song”の意味なんですから、ニッポンのsong(唄)はやはり演歌なのではないか、と。サブちゃんの心の歌を、AKBがいまふうに歌ったり踊ったりしたら結構イケてそうですよね?(笑)

> しかしながら、100年前の詩だとすると
> かなり官能的ですね^^;

そうですね、当時としては、いまの島田伸介さんみたいにセンセーショナルで世論がひっくり返りバッシングも協賛もあったみたいですから・・つまり、退廃詩人としてはそのくらいショッキングでないと後世には名を残せないのかもしれませんよね。
  • posted by MIUMIU 美雨 
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  • 2011.08/26 01:42分 
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tedukuridaisuki さま 

tedukuridaisukiさん、ボンソワール❤^^

> シャルルアズナーブル(覚え違いでないと…)を
> 聞いて感動していたことを思い出しました♪

おお、ブラボー。tedukuridaisukiさん大変なメジャーどころを・・守備範囲なにげに広いですね?^^
シャルルアズナーブルときくと、私はシャア・アズナブルという赤いお兄さんを思い浮かべてしまいます。
そういえば人気のないところで、シャンソン歌ってそうな人でした。
あ、知らないよね?ごめんね、ではガブちゃんとラッピーちゃんにもおやすみなさい。ボン・ニュイ(^_-)-☆
  • posted by MIUMIU 美雨 
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  • 2011.08/26 01:33分 
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ピー助さま 

ピー助さんボンソワール(*^_^*)
確かに、シャンソンって退廃的で時代を逆行するようなイメージがあるかもしれませんね。

シャンソンのメロディーをジャズに編曲したものはあっても、その逆のジャズをシャンソンに、というのはまず無理でしょうね、メロディーとリズムあってのジャズですが、シャンソンはまず詩ありきで、詩が八割、いや九割位の比重を占める音楽だと思うので。言葉、ひいては詩に関するフランスの人達の思い入れは狂喜めいたものまで感じます。ボードレールやアポリネールに音楽をつけたくなったフェレも、詩が本体で、自分はそれに洋服かアクセサリーをかぶせただけの役割どころとしか感じていなかった気がしますね。

  • posted by MIUMIU 美雨 
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  • 2011.08/26 01:29分 
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ぴおーね親父さま 

ぴおーね様、ボンソワール(*^_^*)
シャンソン、いいですよね。歌詞はわからずとも、本当に言葉のなかにある魂をかんじとるというか
シャンソンってメロディーラインだけでなくあの鼻濁音とお洒落なことばの海を楽しむような、そんな遊びがありますね。私もボサノバ好きです。Fly me to the moonなんかもバラードよりはボサノバのリズムで歌った方がビビッとくるものがありますね。(=^・^=)
  • posted by MIUMIU 美雨 
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  • 2011.08/26 01:20分 
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かじぺたさま 

かじさまボンソワール♪^^
こちらこそいつも色々とどうもありがとうございますm(_ _)m

ランボーにしても、バイロンにしても(彼は英国籍ですが)、情熱的な詩人たちの代表作と言われるものは皆二十台に書かれていますよね。三十代は詩作を辞めてしまったり、全く違う職種についていたり、あるものはレジスタンスの闘志になっていたり・・・
短命なのも特徴かもですね。赤ちゃんと詩人だけは唯一神様とといいますから、現界も天界も彼らにとってさほど差はないのかもしれないですね。笑

  • posted by MIUMIU 美雨 
  • URL 
  • 2011.08/26 01:15分 
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yottittiさま 

今日もお優しいコメントありがとうございます。

父はボードレール好きであったかどうかは謎なんですが、シャンソンは好きでしたね。実はオペラもカンツォーネもスタンダードポップスも何でも好きだったと思います。とにかくいつも音楽が流れていて、私はものごころついたときからいつも音楽の中にいた気がします。新しいものもいいですが、古いものもにはとりわけ詩がある気がしますね、歌詞がなくても詩がある・・・音楽は読むもの、絵は聴くものだ、なんて表現がありますが、音の中に詩や絵が見えたらそれはもう詩人のこころ、詩人の境地なのでしょう。
今思うと父はそんな世界で遊んでいたのかもしれません。笑
  • posted by MIUMIU 美雨 
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  • 2011.08/26 01:09分 
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かえるママさま 

ボンソワール、かえるママさま、サ・ヴァ?

陰翳、おお、セ・シボン♪(笑)
雲や田園が秋めいてくると不思議とメランコリックな気分になるものですね。
今日は古いご先祖の墓参りに野道を歩いたりしましたが、
赤とんぼがいっぱい飛んでいて、鯖のようなうろこ雲にアンニュイに響くヒグラシの声をきくにつけ
秋を感じました。
あ、かえるママさまゆかりのウシガエルもいましたね。(笑)あの寺の池にはウシガエルがいるんです。

戦慄的なまでのエロティックさなのか、痛烈な皮肉を込めてか、踊る蛇だなんて、すごいタイトルを中けてくれますね、ボードレール。彼にとっては(ベッドで)踊る蛇とは、女性をさしているのでしょうね。この詩をおもうとき、私はアダムとイヴの『原罪』を思い起こしてしまいます。
http://pds.exblog.jp/pds/1/200902/25/50/f0190950_14492361.jpg
禁断の果実を蛇から貰い食べ、男性にも食べさせたのイヴ―蛇そのものがイヴのような・・・美術評論の仕事も出がけていたボードレールにとって、イヴ(女性)は踊る蛇だったのではないか、そんなふうにも思えるのです。

ヴェルレーヌのような詩人の大家に言わせると、
『何よりもまず音楽を、
 色彩ではなく陰翳を』
という二つの要素が必要だそうです。
でも、未熟な私は、「陰翳」よりも「色彩」に目を奪われていることが多いです。
全て物事は「陰翳」あってこそなのに。そんなお話も、以前もいっぱいしましたね。(笑)
フランス詩(シャンソンも?)お好きでしたら、ママさまにボードレール実践編で、悪の華から詩を何編か選んでまたブログでレビューを書いてみますネ、ママさまスペシャルで、セ ヴ プレ(#^.^#)
  • posted by MIUMIU 美雨 
  • URL 
  • 2011.08/26 01:05分 
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NoTitle 

美雨さんのお父様、素敵ですね・・・
私の父が残したものは・・・
北島三郎のカセットテープを大量に^^;です。
洋画の名曲や、ムード音楽(ポールモリアだったかな?)
も大好きでしたが・・・・^^;

お恥ずかしながら、シャンソンは初めて聞かせていただきましたが、目を閉じてじっくり聞きたい感じです
とても品があるというか・・・。
しかしながら、100年前の詩だとすると
かなり官能的ですね^^;

CDとして現代に蘇り
また、代々後継がれていくのでしょうね。


  • posted by kayoko♪ 
  • URL 
  • 2011.08/26 01:01分 
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虫@貯蓄 さま 

虫さん、ボンソワール(#^.^#)

レコードが手元にあって聴きたくても聴けないというのはなんとももどかしいことです。
しかもそれが愛する故人のものであれば、尚更です・・・
こんなふうに、もっと音質よく再現されていたら、これは嬉しいですね。
虫さんお優しい言葉を本当にありがとうございます。
虫さんどうぞよい夢を(*^_^*)では、ボン・ニュイ☆☆
  • posted by MIUMIU 美雨 
  • URL 
  • 2011.08/26 00:56分 
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barbieさま 

barbieさま、ボン・ソワール^^
今日はちょっと遠出をしてお返事遅くなってすみません。
もう空が秋ですね・・・シャンソンが美しく響く季節になっていきますね。
本当は冬のパリの風物詩、焼きグリの等を楽しみつつ聴きたいのがシャンソンですもんね(#^.^#)
ジルベール・ベコー!おお、ベコーの『ナタリー』大好きです。
http://www.youtube.com/watch?v=QI1Gys0VObI&feature=related
決して美声ではなくて、というかハッキリ言って悪声なのに、どうしてあんなに胸を打つのでしょうね。歌詞が、歌と言うよりは”歌詩”なんですよね・・・。
シャンソンを一緒に聴きに言ってくれるセ・ボンなムッシュウがいらしたのですね!彼もきっと、シャンソンを聞くたびにbarbieさんを思いだしていることでしょうね。(^_-)-☆

  • posted by MIUMIU 美雨 
  • URL 
  • 2011.08/26 00:48分 
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NoTitle 

久しぶりにシャンソンをちゃんと聴いたような気が~
若いときに
シャルルアズナーブル(覚え違いでないと…)を
聞いて感動していたことを思い出しました♪
  • posted by tedukuridaisuki 
  • URL 
  • 2011.08/25 23:55分 
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NoTitle 

シャンソンってちょっと寂しげで
退廃的なイメージでした。

ジャズに編曲したものは、たまに聞いてますが
原曲も聴いてみるのも、面白いかもしれませんね。
  • posted by ピー助 
  • URL 
  • 2011.08/25 20:27分 
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NoTitle 

近頃 年をとってきたからか 
シャンソンのような ゆったりとした 曲が 好きになりました。
ボサノバなんか いいですね。
  • posted by ピオーネ親父 
  • URL 
  • 2011.08/25 19:51分 
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こんにちは(^0^*) 

いつも色々とどうもありがとうございますm(_ _)m
なかなかコメントに来られなくてごめんなさい・・・
ボードレールってそんなに若くくして亡くなったんですか・・・
名前は知っていましたが、
読んだことも無いし全く知りませんでした。
無知を反省です・・・・・(^0^;)\
  • posted by かじぺた 
  • URL 
  • 2011.08/25 16:25分 
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NoTitle 

シャンソンは憧れはあるもののまったく知らない世界で、お恥ずかしい限りです。
お父様もものすごくハイカラな方だったのですね。
美雨さんにとても影響を及ぼしたことでしょう。

大変な時代に生き、若くして亡くなってしまったけど、
またこうして今復刻して、多くの人の心に響かせる。
感慨深いです。
  • posted by Yottitti 
  • URL 
  • 2011.08/25 13:45分 
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NoTitle 

昔の遺品のレコードが聞けなくなって寂しかったでしょうね(´・ω・`)
ですがCDでまた音楽を聴くことが出来るようになりますねヾ(*´∀`*)ノ
こういった思いの多い音楽は一生手元においておきたいですね(*´ω`*)
  • posted by 虫@貯蓄 
  • URL 
  • 2011.08/25 12:45分 
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NoTitle 

今日もフランス文学の香り漂う記事をありがとうございます。
フランスのAmazonからお取り寄せだなんて、語学に長ける美雨さんならでは出来る事ですね。
流石です。
かえるままは、どらえもんの「翻訳こんにゃく」がないと無理です.....
とにかく、お父様の形見が、聴ける様になって良かったですね。
最近はメディアの世代交代が早すぎて、思い出の品が再生できなくて、困る事がありますね?

どうも、フランス文学の最高峰と言われるものは、「狂気」「陰鬱さ」「美しさ」「儚さ」「官能的」と言ったイメージですが、若い頃は、自分の弱さから飲み込まれれそうな恐怖を覚えた記憶があります.....
大人に(?)なった今、またフランスの文学芸術に触れてみたい思いになりました。
そんな気持ちにさせて下さる美雨さんの記事に感謝です。
メルシーボークー。

美雨さんの訳詩も、素晴らしくてうっとりと聴き入りました。

P.S
変な質問ですが、フランス語の文字はどうやって打ったんですか!?Σ(゚Д゚)スゲェ!!
(パソコン音痴なので、ごめんなさい)(;´∀`)

  • posted by かえるママ21 
  • URL 
  • 2011.08/25 09:27分 
  • [Edit]

懐かしい青春時代 

美雨さん ボンジュールv-119
ボードレール、ジルべール・べコーをこよなく愛していたおませな高校生だったbarbieはべコーの日本来日コンサートには
必ずイケメンのボーイフレンドと行ってました 
今日はワインでも飲みながらの気分です
  • posted by barbie 
  • URL 
  • 2011.08/25 08:22分 
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  • posted by  
  •  
  • 2011.08/25 06:29分 
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プロフィール

MIUMIU 美雨

Author:MIUMIU 美雨
旅、歴史、長編ドラマ(短編も)のレビューやエッセイを書いています。
文化系の記事が多いですが、歴史ドラマ(大河ドラマ:八重の桜)や、韓ドラレビューも書きます。中でもソン・イルグクさんの作品が大好きです。
更新はマイペースで続けていきますのでどうぞよろしくお願い致します。

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善徳女王
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