美雨の部屋へようこそ

世界の旅日記や 文化、歴史のぷち・エッセイを書いています。他にも海外、国内のお気に入りのドラマのあらすじ&感想を勝手気ままに綴っています。

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『キリマンジャロの雪』 アーネスト・ヘミングウェイ

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『キリマンジャロの雪』 著者アーネスト・ヘミングウェイ

キリマンジャロの雪



『キリマンジャロの雪』って父のボロボロのペーパーバックがあって、これはずっとウインナ・コーヒーのクリームの部分だと信じて疑わなかった子供のころ。

父にそう言われて、信じていたのだ。

 学生時代、へミングウェイの短編集を読んではじめてコーヒーの話で無いと分ったときは衝撃的だった。
しかも、まったく面白いストーリーでは無かったのだ。
つかれきった中年のくたびれたボヤキ。のしあがって金持ち人生の真似事をしてはみたが、彼はいつも かつえていて、倦怠と失望の空気に満ちていた。それが全てボヤキと回想のなかに展開するのだ。十代の私にとってこれほどつまらない話があっただろうか。

 それから『殺し屋』『老人と海』を読んでいった。
いわゆる彼お得意のハードボイルド技法の見本のような作品群である。
『誰が為に鐘は鳴る』『武器よさらば』は映画で見た。まったく女性の胸をうつ作品ではなかった。
ましてや何がハードボイルドなのか、その定義さえわからなかった。
父は知っていたのだろうか。



キリマンジャロの雪




最近、軽井沢でとても美味しいキリマンジャロ・ブレンドを飲んで、ふと父の古い本『キリマンジャロの雪』を思い出した。
何故か ふと、また読んでみよう、と思った。

そして・・・

いいのだ。とっても、とってもいいのだ。
いろんな人生の雛形が、そこにあった。狡猾な野望も、成就したエゴをかみしめる自分も、ふと負った足の怪我が招く死の恐怖も、失望と諦めに酔いしれる最期も、愛する人を遺して逝く臆病さも、すべて泣けてくるのだ。
 「自分が嘘によって生きてきたのなら、嘘によって死ぬようにすべきなのだ。」もうすぐ助かるはずのキリマンジャロに降り立つ機中で、彼はキリマンジャロをみる。目をつぶったままで、それははっきり、そしてくっきりと美しい稜線を描いていた。高さ19710フィートのアフリカ最高峰であるこのキリマンジャロは、凍てついた豹の伝説とともに解けることのない雪をいただいている。


・・・父の言うことは本当だったのだ。


まるであのコーヒーではないか。
わたしもやっとハードボイルドのわかる大人になったのかな?と思いきり納得してみたりした。

あのほろ苦いキリマンジャロ・コーヒーが飲みたくなった。


ヘミングウェイの主人公のような、渋くて苦いキリマンジャロを。



美雨



おまけ
キリマン

上はクリームの雪を浮かべたキリマンジャロ・ブレンド。
ウインナコーヒーでは無い!と断言できるのは下画像との違いをみれば瞭然。



ウインナー?コーヒー

すごい拾い物ですが、撮影後、この方はこれを飲んだんでしょうか!?(@_@;)



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  • 2016.12/11 18:51分 
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べえべえさん、こんばんは^^ 

おかえりなさーい!!^^
長旅、お疲れ様でした。キリマンジャロの雪は災難こそあれ、夫婦愛の輝きがあちらこちらから滲み出る作品ですが、べえべえさんも夫婦善哉、素敵なフルムーンだったと確信いたします。

> 若すぎまして、うまく読みこなせなかったですが、あの人間の孤独感と崇高さは今でも覚えています。
> その後映画数本もみましたが、キリマンジャロの雪はまだ読んでません。今なら理解できるかもしれません。

はい、おっしゃる通りで、奥様への背徳のように、あんな皮肉な独白ばかりボヤいているオッサン(失礼)だからバチがあたってすべて失ってしまうんだ、自業自得の話じゃない、だから何なのこの小説?どこがハードボイルド?みたいな感想しか、十代だったので持てませんでした。
でも、数十年たってもう一度読み返し、あらたな発見、感動がいくつあったことでしょう。
労働組合、家族の絆、世代間のギャップ、本当の幸せとは何か、など物語を様々な見方が出来るようになっているのは、年齢とともに自分の経験値が包容力となっているのにも気がつきました。
そしてもうひとつ、この物語の原作がヴィクトル・ユゴー「レ・ミゼラブル」であったというエピソードも知ったのです。なるほど、そう言えば どこかフランス小説的な展開や風刺がたくさんあるんですね。
こうした、本当に大人読みができるようになるまでは、長編作品はやたらと学生は読まないほうがいいのかも?などと感じますが、一方で、たくさんの読書量がこなせる若いうちだからこそ、それがこやしとなって、経験値をつくっていくものなのだ、やはり読み続けることが大切なのだ、とも感じたり・・・

ただ、べえべえさんの言われるように、「本別に適齢期みたいなものもあると思いますので、年長者のいうことは聞くものだなぁ、と思いますね^^父がコーヒーとクリーム(山の上の雪)の話だよ、と当時の私をからかったのは、まだ山の頂上にくるには高すぎるお話だよ、と笑って諭してくれていた気がします。(笑)

べえべえさん、素敵なコメントを、ありがとうございました。

  • posted by MIUMIU 美雨 
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  • 2016.12/11 18:34分 
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だーいさま 

こんばんは^^
今週末は久々に両日天気に恵まれ、出かけてしまってお返事遅れてごめんなさいね<(_ _)>

本当ですね、だーいさんといえば、何を差し置いても まず釣りびとの定番『老人と海』ですね。^^

本当に、あの展開、希望と失望が交互に入れ替わる、そしてラストのどんでん返し、釣り人には辛すぎるでしょうね(;^_^A
老人と海に限らず、ヘミングウェイの小説の主人公に共通して言えることに、「敗北の美学」みたいなのがありますね。
考え方、メンタリティー、そして挫折と希望(死んでも必ず愛してくれる人が傍らにいる)、まさしくヘミングウェイの人生そのものではないか、と大人になってわかったのが、何十年振りかでこの本を読んで大鯛を釣った境地でした(笑)

だーいさん、共感してくださり、素敵なコメントをありがとうございました。<(_ _)>
  • posted by MIUMIU 美雨 
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  • 2016.12/11 18:06分 
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NoTitle 

アーネスト・ヘミングウェイ
僕もこの名前への偉大の念があり、かなり若い時に老人と海を読みました。
若すぎまして、うまく読みこなせなかったですが、あの人間の孤独感と崇高さは今でも覚えています。
その後映画数本もみましたが、キリマンジャロの雪はまだ読んでません。今なら理解できるかもしれません。
本の読む適齢期見たいなものもあると思いますので、逆に昔読んだ本をもう一度あらためて読み直してみたら、なんだ、そんなことだったのかなんて、ちょっとがっかりすることもあります。
それにしてもハードボイルドの巨匠、タイトルを聞くだけでゾクゾクしますね。
「キリマンジャロの雪」、「誰が為に鐘は鳴る」ですかぁ。。
「バカも休み休み言え」ではダメですねぇ。。
  • posted by べぇべぇべぇ 
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  • 2016.12/10 19:39分 
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NoTitle 

MIUMIU 美雨さん

ヘミングウェイと言えば、釣り好きの僕としてはやはり『老人と海』ですね。
あの展開、釣り人には辛すぎます (;^_^A

日々の忙しさもあり、文学に触れる機会もこのところすっかり減ってしまいましたが、折角なので今日はキリマンジャロ・ブレンドでも飲みながらヘミングウェイを読み返してみようかと。僕にも新たな発見があるかもしれません。
読む人、読む状況によって解釈や感じ方が変わってくる、というのは芸術の本当に素晴らしいところですね。
  • posted by だーい 
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  • 2016.12/09 10:52分 
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  • 2016.12/08 22:41分 
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  • 2016.12/08 17:13分 
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  • 2016.12/08 07:25分 
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ダリアさま 

ダリアさん、こんばんは!(*^_^*)
いつもありがとうございます<(_ _)>


> ふふふ、ウインナーコーヒー((*´∀`))((*´∀`))ケタケタ


っと・・そこかいな!?(;^^)
やっぱり、ウィンナーはやっぱろ、タコさんでなきゃ、よね~
熊親分とダロをふと思い出してしまった美雨です。(爆)また見てみようかな。^^
  • posted by MIUMIU 美雨 
  • URL 
  • 2016.12/08 01:13分 
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かえるママさま 

こんばんは。
1師走に入り、気忙しく時が過ぎていきます。
お掃除も年賀状もまだ山と積まれていて、12月って寒いのに大変なときなんですね。
って、かえるママはもっと寒い地域に住んでらっしゃるのに、ぼやくことなどバチがあたりますね。
キリマンジャロの雪、興味をもっていただき、ありがとうございます。
また、父のことにもお気づかいありがとうございます。おっしゃる通り、形見のような本なので、大切にしています。
昔のほうがボキャビルもフレーズもよく覚えていて読解にかけてはすいすい頭に入ってきた気がしますが、いまは経験値というか、大所高所のような俯瞰図的な(?笑)大人読みをしています。
昔きらいだった、ヘミングウェイに登場するずるい中年への、考え方というか、大人のモラルへの許容量ができた(単にタガがはずれた?)のかもしれませんね。

「キリマンジャロの雪」、まさしく雪(クリーム)をいっぱい乗せて、酸味が中和されておいしいです。^^
お試しください。


  • posted by MIUMIU 美雨 
  • URL 
  • 2016.12/08 01:08分 
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  • 2016.12/07 02:55分 
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NoTitle 

美雨さん、」こんばんは!(*^_^*)

ふふふ、ウインナーコーヒー((*´∀`))((*´∀`))ケタケタ

またゆっくり来ますね。(^.^)/~~~
  • posted by ダリア 
  • URL 
  • 2016.12/07 00:43分 
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NoTitle 

「キリマンジャロの雪」という本は存じませんでした。
でもお父様のユーモアのセンスが素敵ですね。

おっしゃる通りヘミングウエイは男性的な読み物かもしれませんね。
かえるままもどうも触手が動かなかったです....

と思いつつ、美雨さんのブログを読み進めておりましたが....
「キリマンジャロの雪」を是非読みたくなりました。
今すぐ書店に走って行きたいくらいです。
でもでも、画像を拝見すると、こちらは原語で読まれたのでしょうか?
お父様も美雨様も?さすがです!

うふふ
最後のウィンナーコーヒーはウケました〜....^^
ウインナーがタコさんウインナーなところも面白いですね。
美味しそうには見えませんが、楽しいコーヒーです。



  • posted by かえるママ21 
  • URL 
  • 2016.12/06 22:53分 
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MIUMIU 美雨

Author:MIUMIU 美雨
旅、歴史、長編ドラマ(短編も)のレビューやエッセイを書いています。
文化系の記事が多いですが、歴史ドラマ(大河ドラマ:八重の桜)や、韓ドラレビューも書きます。中でもソン・イルグクさんの作品が大好きです。
更新はマイペースで続けていきますのでどうぞよろしくお願い致します。

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