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世界の旅日記や 文化、歴史のぷち・エッセイを書いています。他にも海外、国内のお気に入りのドラマのあらすじ&感想を勝手気ままに綴っています。

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NHK大河ドラマ 八重の桜 第36回「同志の誓い」 感想、あらすじ

[八重の桜] ブログ村キーワード


大河ドラマ 八重の桜 第36回「同志の誓い」

最新の回のあらすじ&感想はこちらをクリック↓(「八重の桜」各話あらすじ&感想)
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「八重の桜」36話視聴率は15・4%で、前回より1.2%アップ。ある粘着ストーカーから、陰湿なイヤガラセを受けています。 「八重の桜32回」感想を、こちらにアップしました  

第36話視聴率は15・4%。会津のもんは おとなしく恭順しねえのです・・お忘れですか?一本気な八重が選んだ道は、夫と考えを共にし こころに偽りなく生きること。同じ志を持つものとして、どのような時も、私と一緒に歩いてください、と襄。八重のドリームが襄とともに花開く明治編、大きく動き出しました。

NHK総合20:00~20:45 八重の桜HP http://www9.nhk.or.jp/yaenosakura/
八重36話表
八重の桜OP、BGMにドゾhttp://www.youtube.com/watch?v=6tDZC6aTUxA

第36話あらすじ
襄(オダギリジョー)の求婚を受け入れた八重(綾瀬はるか)。襄と八重の仲人は槇村が快く引き受けた。
しかし、クリスチャンの襄との婚約がもらたしたのは喜びだけではなかった。八重の周囲に波紋がさまざまな形で広がり、生徒の中には八重と目を合わせず口をきかない者もあらわれた。耶蘇(クリスチャン)と結婚する八重を厭う親の指図だった。そしてある日、役人が女紅場に現れ、いきなり解雇を告げる。しかしこれは槇村の差し金で、キリスト教に入信しないことが雇用継続の条件と迫る。心の中で何を信じようと構わないから 本音と建前をわけて考え、外面だけ取り繕ってくれればええんじゃ、と言う。返答の期日は明日まで、という槇村に、八重が翌日出した結論とは・・・八重は教壇で生徒たちに向かい、夫の考えを認めて支えていくことを宣言。そして、教え子たちに自分を偽ることなく自分のドリームを持って人生を進んで欲しいと言い残す。八重と口をきかなかった女生徒が立ち上がり、Beautiful Dreamerを歌いだすと、みなが泣きながらに唱和し、八重は後ろ髪を引かれながら女紅場を後にする。 襄と志を共にしようと、八重が女紅場を辞めてきた事を知った襄は
感極まって「これからは苦しみも僕に打ち明けて欲しい」と強く八重を抱きしめる。

そのころ、、中央政界から離れた西郷(吉川晃司)は、薩摩に戻っていた。彼が地元で開いた学校には、職を失ったことで日本のありように不満を持つ士族たちが集うようになっていた。学校をかくれみのに政府に対し不穏な状況に進む西郷を憂えて東京から従兄弟の大山弥介(巌)が訪ねてくる。昨年、征韓論から袂を別つた政変で、やはり士族の反乱を起こし政府に鎮圧された佐賀の江藤を引き合いに出し、政府に戻れと力説する大山に、自分についてきた若い者を放り出せないと言い、お前は国のためにやらねばならぬことをしろ、と追い返す西郷であった。
 
一方で、襄の英学校設立もまた難航していた。大垣屋の紹介で仮校舎を確保したものの、耶蘇を嫌う京の住民から打ち壊しにあい 荒れ果てたさまを見て、教師デイヴィスは不安を漏らすが、襄は「大事なのはどこで学ぶかでない、何を学ぶかだ」と説く。襄の熱意を汲んだ大垣屋は、遷都以来廃れていくばかりの京都に、新しい風が吹くのを見てみませんか、と 京の町衆を納得させる。しかし、襄たちにはもうひとつ難題が残っていた。それは、学校のカリキュラムで聖書だけは教えてはならぬという槇村の命令であった。そこで妙案を思いついたと笑う覚馬。すんなりと受理され、学び舎につけた名前は「同志社」、新しい日本を作りたいという同志が集まる学校、の意が込められていた。
明治8年11月29日、ついに同志社英学校が開校。生徒はわずか8名であった。
しかし襄が聖書を教えていると早速 抜き打ち検査とばかりに槇村が怒鳴り込んでくる。聖書はならんという約束じゃったろ!と怒る槇村に、「これはリーダーの授業です」と答え、八重もすかさず「槇村さんは建前が大事と言った。いまここで聖書を奪えても学びたいという気持ちまでは奪えない」と聖書を取り戻す。屁理屈だと髪を逆立てる槇村に、駄目押しとばかりに覚馬は「生徒に西洋の文明を教えながら、それを作り上げたキリスト教の考えだけは教えないなんて土台無理な話、開かれた世では技術も思想もすべて入ってくる。その中から我々が学び取るのです」と説く。してやられたと悔しがり、これっきりだと言葉を吐き捨てていく槇村。
 その翌年1月、デイヴィス邸で洗礼を受け結婚式を挙げた八重と襄は、新しい生活へ第一歩を踏み出す。

・・・ということで、次回は第37話「過激な転校生」です。




第36話ぷち・ギャラリー

学校の仮校舎を下見に行くが、耶蘇に反対の商人たちに荒らされ・・・
八重3601
この京は戦で深く傷つきました。器を新しくてもらえ、えろうありがたいことです。そやけど、
八重3600
中身はなんでもかんでも放り込んだらいいってもんやない。この京には積み重ねがあります。
私はこの地で広く世に飛び出していくこれからの若者を大切に育てたいと思っています
八重3602
皆さんとともにここで歩ませていただくわけにはいきませんか?
みなさん、ここはこの大垣屋に任せてもらえしまへんやろか。
八重3603
廃れていくこの京に新しい風が吹くのを見てみませんか?

<女紅場教師か 襄との信条か、 八重の選択>

私は宣教師の男性と夫婦になる契を交わしました・・・自分の心に従い自分で決めました。
八重3604
後悔も何一つありません。私は妻として宣教師である夫の考えを認め支え続けようと思います。
この会津もんが!さっさと出て行け
八重3607
会津の者はおどなしく恭順しねぇのです。お忘れでしたか?
八重3608
八重先生・・・ ♪beautiful dreamer wake unto me~♪♪
八重3605
八重が教えた英語の歌を唱和する女生徒たち  八重「みんな・・・」

新島様、Good Newsです・・たった今、女紅場を辞めて参りました
八重3609
これからはあなたの行く道がわたしの行く道です。あなたと同じ志をもって生きていきたいんです。
八重さん・・・
八重3611
むぎゅー
あなたの苦しみは私の苦しみです・・!全てを打ち明けてください
八重3612

<ついに学校の名前が>

同・・志・・社!
八重3613
新しい日本を創りたいと願う同志が集まる学校だ。
 八重36話 同志の誓い
いい・・いい名前だ!同じ志を持つ者、ですね!
あなた方は私達の同志です。同志諸君ようこそ!
八重3615

<槇村の抜き打ち検査>

槇村「聖書はならんという約束じゃったろ!」襄「これ英語のリーダーの教材ですよ?」
八重3616
八重「槇村さんは建前が大事と言った・・!今聖書を奪えても学びたいという気持ちまでは奪えない

<襄の心情>

私の目には彼女はただただ生き方はハンサムな方です。私にはそれで十分です
八重3617
アメリカの祖父、ハーディ夫妻に報告を・・・

<母の心情>

他の人が思いつかないことをするのが八重だ、それを私は誇りに思ってる。
八重3618
私はずっと八重を見守ってっから・・・!おめでとう

<門出>

八重3621
前日、デイヴィス牧師から洗礼を受けた八重
八重3622
母の縫ったウエディングドレスをまとい
日本初のプロテスタントの挙式であった
八重3620
デイヴィス邸に集まった婚礼を祝う人々
富めるときも、貧しき時も、命ある限り真心を尽くすことを誓いますか?
八重3623
「どんな時も私と一緒に歩いてください。同じ志を持つものとして」
八重3624
”My pleasure."





八重の桜、こんなところが好き!感想&雑記

襄の夢、ドリームの第一歩が始まりました。

そして、それは自分の夢でもあると言い切った八重。
世にもまれなる夫婦の新郎が、アメリカの両親と慕うハーディ夫妻に充てたあまりにも有名な手紙の一節。

八重が世に言う「ハンサムウーマン」との異名をとるきっかけとなった、
She is not handsome at all. She is a person who does handsome.
「妻は見た目は決して美人ではないが、生き方がハンサムなのです」
そういいつつも、八重は十二分に綺麗でした。

襄を裏切れず女紅場をクビになった八重、槇村の「ホンネとタテマエを巧く使い分けろ」を逆手にとって、聖書の授業で「倍返し」したときは、鼻のすく思いでした。
このウィットは、ギリシャ喜劇のアリストファネスの作品『蛙』で、論戦に負けたエウリピデスが不服を申し立てると、それに対し彼自身(エウリピデス)の作品(の名文句)を引用しぐうの音も出させなくする勝者アイスキュロスのウィットとよく似ています。いまの政治家たちの話術やディベート法にも少なからず影響を与えていますね。
また、”会津はたやすく恭順しない”は、かっこよかったです。

そんな八重を、「こうと決めたら何をも恐れない女性」と手紙で讃えていた襄ですが、彼がハンサムウーマンと見たてた強さは、彼女の賢さだったのかもしれません。
その彼女を、一緒に歩いてゆける人はこの人だけ、と一目で見抜いた襄の慧眼もすごい。

それにもまして、襄の理想は素晴らしいです。
神のようですね。
人としても素晴らしい。
だからこそ、次々と協力者が手をさしのべてくるのでしょう。

協力者といえば、松方弘樹さんの立ち位置いいですね。出番少ないのに、うまいから存在感があります。
戦争で傷つき、遷都で荒廃した京都、繁盛するなら何でも放り込めばいいという商人(あきんど)根性より、京都人としての矜持をアピールして皆の共感を得たあとに、「その位の覚悟でいいものを築いてくれるよう、目を光らせてますよ」と暗黙の圧力で迫るあたり、実に巧妙です。まさに立て板に水、京の町衆を不承不承でも頷かせる松方さん、そのまま遠山の金さん(笑)・・・もとい、同志社設立の実質的な立役者は、大垣屋はんですね。
物事が始まる歴史は、案外こうした市井の名もなき協力者が作っているのかもしれない・・・そう思わせるシーンでした。

大垣屋のいう、器を新しくしても、中身はなんでもいいと思わないのは覚馬も同じで、形だけ真似ても、西洋を追い越すことは出来ないと説き、西洋の文明を教えながら、その核であるキリスト教の本質を学ばないのはナンセンスと諭す覚馬、今まさに大洋に漕ぎ出すアルゴー船のイアソン・襄を助く賢者ケイロンのような存在ですね。
彼が今回発案していた「日本海から琵琶湖を繋ぐ運河」…これが実現していたら、インド洋と地中海を結んだ、スエズ運河の開通にも劣らない、日本海側からの国際水路として、どれほどの益を生んだことでしょう。ユーラシア大陸と京都を結んで北は間宮海峡、南は対馬から、あらゆる富が琵琶湖を通って日本海から京都へやってくる・・・その通行料による国家収入は京都、ひいては日本にとってドル箱といえる存在であった筈です。
盲目だからこそ見える発想かもしれませんが、実現したら覚馬は京都のレセップスといえますね。

先駆的な世にもまれなる山本兄妹を似ていると微笑む襄ですが、彼こそあの時代に自力でアメリカ渡航を果たし、(といえば聞こえはいいが)オダ襄さんも曰く「国を飛び出すことは国禁を犯す行為ですから、今でいうと勝手に火星に行くくらい無謀なこと」を、あの優しい顔でやってのけているのだから、タダ者ではありません。
この三つ巴の稀人たちが輪になって Roll on していく世界のさきには、何があるのでしょう。

正反対に、時代と逆行するように、新政府を敵に回し、凋落の一途をたどる西郷。
「枯葉が落ちねば、次の花は咲けんな」と言ってたのは、おそらくヨハネ福音書の「一粒の麦が地に落ちて死なねば、ただ一粒にすぎぬ。しかし死ねば、多くの実を結ぶ」・・・のように思いますが、クリスチャンでもない彼がこのようにいつも哲学的な言葉を発するのがまたいい。
おそらく西郷は近代化の邪魔になる不平士族をまとめて、わが身もろとも玉砕するつもりのようす。
銃の教練をしている西郷の私学校と、聖書を読んでいる私学校・同志社の対比が皮肉のように「ペンは剣よりも強し」という言葉を連想させますね。

私も出来れば、ドリームを見つけに『同志社』の同志になりたいと思いました。




 八重の桜かると 
         ~ドラマで流れる中島ノブユキ氏の音楽について~


舞台は会津から京都へ。
時代も幕末から明治へ、大きく変遷をとげるなか、覚馬や八重の生き方もぐんぐん進化しています。
そしてドラマ内の音楽もまた、明治時代を迎えて、明るく華やかに、進化していますね、八重の桜。

パイプオルガンの荘厳なしらべにのって、きよらかな白ウェディングドレスに身を包んだ花嫁が新郎の腕をとり、日本で初めてヴァージンロードを歩む姿に思わず目がしらを熱くした視聴者は多かったでしょう。
キリスト教に象徴される教会音楽の透明感あふれる響き、聖なる共鳴和音・・・まさしく八重の桜・京都編の真骨頂といえると思います。
それもそのはず、襄の故郷である安中・新島学園で学んだ中島ノブユキが手がけるこれらのBGM(OST)、教会音楽に親しんだ 中島さんにとって、作曲の原点は讃美歌だったといいます。
今日は、そんな中島さんの音楽(八重の桜・OST)について綴ってみます。


中島さんゆかりの安中は新島襄のもうひとつの故郷。襄の建てた安中教会
中島さんが育った安中・襄が初めて建てた安中教会


坂本龍一さんの壮大なスケールで展開されるドラマティックなオープニングも素晴らしいですが、ドラマ内で活躍する中島ノブユキさんの音楽が大好きです。

棒切れライフルを持った幼くはじける八重を思い出す懐かしいアコーディオンのしらべと、こころ弾むシンコペーション・・・あっ、この音楽はあのシーンでかかったなぁ、あの情景で流れたなぁと、心に浮かべつつ楽しんでいます。
アコーディオン、チェロ、オーボエ、フルート、(パイプ)オルガン・・・中島さんのOSTでは、さまざまな楽器が主旋律を奏でますが、ピアノがとりわけ美しく、イントロダクションから展開部まで導くピアノのフレーズが、私は大好きです。

特にお気に入りなのは、今日36話にもかかっていました「08.尊敬とあこがれ」慕情と秘めた情熱が、甘酸っぱく胸をゆさぶります。心に沁みる母の八重に贈ったはなむけの言葉の様に、魂にすうっと溶け込むようです。

「絵は聴くもの、音楽は見るもの」という言葉がありますが、ビジュアルと共に迫ってくる、魂を揺さぶるあのしらべに、いつもどこか賛美歌を聴いているような感覚をおぼえるのは、教会音楽に親しんだ 新島学園出身の中島さんならではの感性かもしれません。
天使の羽のプリズムのように、虹の和音がこころにすーっと入ってくるBGM、素敵です。


八重の桜OST




  八重の桜かるとⅡ 同志社大学設立までの道程

同志社英学校開校
山本覚馬は新島の学校設立に対する強い意志に惹かれて協力を申し出て、所有していた薩摩藩跡地を提出します。そして、新島とともに同志社を結社し、「私塾開業願」を京都府に提出。8月には政府から私塾開業許可を、9月には政府から宣教師雇用許可を得ることが出来ました。そしてついに11月29日に、「官許同志社英学校」を寺町通丸田町の高松邸を仮校舎とし開校させました。
開校当初の教師は、新島とデイヴィスのわずか二人。生徒は8人で、そのほとんどはデイヴィスが神戸から勧誘してきた生徒達でした。開校にあたっては、「校内で聖書は教えない」という誓約書を京都に提出していたため、襄は、校地に隣接する元豆腐屋だった家屋を個人で購入し、仮の神学館として利用したのでした。この建物は「三十番教室」または「イングランド」などと呼ばれていたといいます。なんだか、ミッションコードみたいですね!


「三十番教室」と呼ばれた聖書の教室
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同志社結社の本来の目論見である学びは、ここから始まったんですね

美を競う国指定重要文化財の華やかな洋館いならぶ基督系名門・同志社のキャンパスですが、その基盤を作るに至るまではドラマ以上の苦労があったようです。当時のいきさつを八重自身が綴った貴重な書簡(回想録)が残っているので、原文のまま載せてみます。

新島八重回想録・その三 
学校のはじまった時、ここは高松さんという華族の家で、洛陽教会よりまだ下から長屋で取り囲まれていて、その真中にありました。
この家は高松さんが、御所の火消の頭であった中井主人という人から借りていたのでありました。高松さんは大変貧乏な華族でありましたので、この家と長屋の一つを、月三十五円で貸してくれまして家賃は三ケ月分づつ払うことにして居りました。
槇村さんはこれを聞いて、高松さんを京都府庁へ呼び出し
「新島に家を貸すな」
と言いつげました。けれども高松さんの家賃がどうしても返せないので、止む得ず、そのまま放っておきました。それからも、三ケ月ごとに百円以上の金がはいるので、とうとう立退を要求されることなくしてすみました。百円と言えば、その頃ずいぶんな大金でありましたから。

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新島八重回想録・その四                     
同志社がはじまってから、暫く経ったある時のことーそれは十二月だったと思います。 府の学務課の役人が学校を見に来ました。その時、ドーンという教師が聖書を教えていたのが見つかって「学校で聖書を教えてはならないと言ってあったのに、何故聖書を教えるか」と偉い見幕でした。
その日、私は女紅場から帰りますと、兄が
「きょぅ、学務課から同志社に調べに来て、聖書を教えていたのが見つかって、大変怒って帰ったそうだから、新島さんは心配しているだろう。お前は私の代りに見舞に行ってくれ」
と言いつけましたので、夜分ではありましたが、姪を連れて、早速、新島の仮住居を訪れました。
そこは、今の府立第一女学校の東南角で、山口という人が持っていたかなり大きい家でありました。
私が行きました時、襄はちょうど机に伺って、何か勉強して居りましたが、私の見舞の言葉を聞いて
「いろいろご心配して下さってありがとう。しかし私は一向に気に止めて居りません。同志社は神の御手にあります。そのすべては神に任せてあります。どうぞお兄さんに、ご心配なさらないようによろしくお伝え下さい」
と申しました。
それから私達二人は襄に送られて帰りまして―言い忘れましたが、その頃私達は河原町通りの京都ホテルの前で、大黒屋書店の両隣に居りました・・・兄にその由を伝えますと、兄は飛び上って喜んで
「そうだ、同志社は神の御手にあるのだ。同志社は必ず栄えて行くに違いないのだ。それを忘れて、新島さんのところへ見舞にやったのは恥かしい。それにしても新島さんは只者ではない」
と感嘆して居りました。


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                   そ   し   て


               進化してゆくキャンパス

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大学内に美を競う国指定重要文化財

今出川通りを挟んで京都御所の北に位置するのが、同志社大学と同志社女子大学の今出川キャンパスです。
明治9(1876)年、山本覚馬の協力を得てこの地に同志社英学校が移されました。覚馬が進めた京都の近代化政策と歩調を合わせるよに、煉瓦づくりを中心とする近代建築による校舎や施設が次々と建てられていっ たのです。現在も校内には国指定重要文化財のクラーク記念館や礼拝堂など、歴史的建造物が美を競うように建っています。
また近くには新島襄と八重が暮らした私邸も現存し、応接間や茶室などが公開されています。


(左)同志社礼拝堂               (右)彰栄館
13090503a.jpg
襄が「同志社の精神です」と呼んだ美しい礼拝堂


(左)ハリス理化学館              (右)有終館
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つい数年前まで舎密術(せいみじゅつ=理化学)と呼ばれてた学科名も進化しましたね(笑)


日本の近代化をキリスト教の精神をもって推し進めた新島襄と山本覚馬。
ひとくちに同志社の創立ということが、容易ならぬ大事業であったこと、襄や覚馬、八重の苦労が並大抵でなかったことが、短い書簡からも痛いほどに伝わってきます。
そして今、130年の時を刻む同志社大学内の5つの校舎、京都市内に現存する最古のレンガ造りの建物として、いまも威風を湛え当時のそのままの姿を偲ばせています。重要文化財に指定された、これらのキャンパス建築群には、彼らの熱い思いが刻み込まれているんですね。



「八重の桜」各話あらすじ&感想
http://yonipo.blog13.fc2.com/blog-category-81.html

※コメントはこちらにお願いします。(#^.^#)まとめてありますm(__)m
http://yonipo.blog13.fc2.com/blog-entry-1085.html#comments


今日のおまけキャンパスを駆け抜ける八重さん
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左下のショボーンは覚馬?(今年の同志社パンフより)


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MIUMIU 美雨

Author:MIUMIU 美雨
旅、歴史、長編ドラマ(短編も)のレビューやエッセイを書いています。
文化系の記事が多いですが、歴史ドラマ(大河ドラマ:八重の桜)や、韓ドラレビューも書きます。中でもソン・イルグクさんの作品が大好きです。
更新はマイペースで続けていきますのでどうぞよろしくお願い致します。

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