美雨の部屋へようこそ

世界の旅日記や 文化、歴史のぷち・エッセイを書いています。他にも海外、国内のお気に入りのドラマのあらすじ&感想を勝手気ままに綴っています。

Entries

古代ギリシャ劇・アリストファネス作「蛙」 ~サンティポンセの古代劇場にて~ 

ありがとうございます。ブログランキングに参加してます。


古代ギリシャ劇・アリストファネス作「蛙」
       ~サンティポンセの古代円形劇場にて~ 


じめじめとした梅雨のさなか、洗濯物のかわきが心配な毎日ですが、皆さまいかがお過ごしですか。
去年はカラ梅雨でしたが、梅雨らしい恵みの雨到来で、カエルの姿なども目にする嬉しい今日この頃。
東京の田舎に住む美雨、崖線を下り武蔵野の大地を野川沿いに歩けば、カエルの合唱も聞こえる楽しさ。
カエル(蛙)でふと思い出した、古代ギリシャ劇「蛙」。
記憶とメモを頼りに、あの日あの時のワクワクと笑いを、ブログに記してみることにした。

サンティポンセの古代劇場


それは、アンダルシアで訪れた郊外のサンティポンセの町にある古代ローマのイタリカ遺跡でのイベント。
その週一杯、アンダルシア州政府文化庁が主催して、地域の小中高生を対象としたオペラや演劇が催されている。
現地で暮らしている友人が電話で問い合わせたところ、チケットも何もなく、直接会場に行けば入れてくれるかもしれないという曖昧な返事・・・さあ、飛び入りできるだろうか?

事前アポなしの飛び込みだが、殆どネイティヴな口調で友人がこちらの意図を説明する。勿論スペイン語。しかも相当訛ったアンダルシア弁だ。「古代劇を教育の一環として演じるという文化的なコンセプトに興味を持ち、個人的な考察の素材にしたいので、なんとか見せてもらえないだろうか」という意味は伝わったようで、快く客席まで案内してくれた。
会場のBGMはムードづくりのためにギリシャ音楽が流れている。
丘の斜面を利用して築かれた典型的な古代ローマ劇場で、半円形の階段席。ざっと見て2000人は収容できる規模である。17時半開演は10分遅れたが、そこはスペイン時間、当地では定刻のウチ。(笑)アンダルシア各地の高校からバスを仕立てて集まった生徒たちで会場は満席である。司会者が各高校の名前を紹介すると、それぞれの席から歓声が上がった。


アリストファネス1


演目は古代ギリシャ喜劇で、アリストファネス作の「蛙」

プチ・解説
蛙(かわず)Βάτραχοι は、古代ギリシャの喜劇作家であるアリストファネスによって紀元前405年に作られた喜劇である。ギリシャの二大悲劇作家の批評合戦がテーマになっている。彼はこの作品でこの年のレーナイア祭の一等を取ったとされている。
内容はディオニューソス(バッカス)が地獄に行き、そこで二人の悲劇作家、アイスキュロスVSエウリピデスに悲劇に関する競争(限りなく けなしあいに近い互いの評論合戦)をさせる、というものである。題名の由来は、コロス(合唱演出隊)がアケローン湖(三途の川に相当)の蛙の合唱を演じる場面があることによる。
見所はアイスキュロスとエウリピデスという、古代ギリシャ悲劇の二大詩人が互いの作品を批判し、攻撃するシーンで、大胆な両者作品の批評と見ることができる。


つまり、現代のイメージに置き換えると、人気シナリオ作家の作品を、作家同士が痛烈な皮肉やウィットを込めて批評し合い、第三者の作家に勝ち負けをきめてもらい、勝った方が下界に降りて、世直し貢献をする、というもの。
例えば山本むつみ氏の「八重の桜」がいいか、田渕久美子氏の「江〜姫たちの戦国〜」がいいか、互いに批評しあい、勝敗を山田洋二氏が決める、みたいな、当時としても奇想天外でセンセーショナルな作品だったのだ。人気が高かったため、当時の作品としては例外的に再演が行われていて、作者アリストファネスは この年のレーナイア祭のグランプリを取ったとされている。レーナイア賞は、シナリオ作家協会「菊島隆三賞」みたいな感じだろうか。
「菊島隆三賞」と言えば、その年すべての映像作品の脚本の中から、最も優れた作品を”脚本家が選び”その作者を顕彰するユニークな賞だが、アリストファネス「蛙」のストーリーにもどこか合致して面白い。


古代ギリシャ劇


さて、ここから感想です。感想と言っても、古代の劇形態は本からの知識のみで実際どんなふうだかもわからないので(タイムマシンで観に行きたかった!)それが作家アリストファネスの意図にかなったものかどうかも甚だ不明。
とにかく楽しめればよい。喜劇なのだから。しかも、世界史の教科書でも出てくる、古代ギリシャ四大作家のアリストファネスの人気演目を、古代ローマ時代の円形劇場で観るという、時空を超えて古代の観衆たちと共感し会える機会など、滅多にない筈。

始まった。舞台や衣装は簡素だが、なにしろ本物の遺跡なので古代劇の雰囲気は充分に出ている。セリフは現代スペイン語に翻案アレンジされたお笑い系ドタバタ喜劇のようで、速いテンポで展開していく。
正直、アリストファネスは、ソフォクレスやエウリピデス同様、学生時代に岩波文庫の日本語訳で何冊か読んだっけ、程度のおぼろげなもの。鮮明な記憶はそのとき無かったので、漠然と舞台の展開を眺めていた。

役者たちは面白おかしい仕草や声色で、時折観ている生徒たちの笑いを誘う。古代劇を遠い昔の考古学的な発掘品の瓦礫のごとく見做して敬遠せずに、その楽しさに触れてもらおうという企画であろう。しかし退屈している生徒たちは全く芝居を観ていないし、後ろの方では抱き合ってイチャイチャしているカップルもいる。 日本の高校生と変わらない。(笑)


あちこちに点在する美しいローマ時代のモザイク
床に点在するローマ時代のモザイク1  床のモザイク (クジャク)
獅子                            孔雀(当時、いたのですね!貢物だった?)



芝居が半ばを過ぎた頃に、幼い娘を連れた日本人がやってきた。コンクリートの地面でしゃがみ歩きしたりころげ回っている格好に、スペイン人がカエルみたいだねーと声をかけていた。蛙は今日の芝居のタイトルである。物語自体はワケワカメでも、とりあえず場面を追いながら心に刻み込もう。物語はあとからゆっくりついてくれば・・・
”見て知りそ、知りてな見そ”で行こう。 柳宗悦 ふうに。(笑)父の口癖だった。

イメージとしては、放浪者や隠遁者のような格好をした男優たちの会話が主体で、狂言回し役のひょうきんなオカマ風の男も混じっている。途中でキャバ嬢のような綺麗どころの妖精たちが歌い踊って、殺風景な舞台に花を添える。ほぅ、バレエの源流はこの時代まで遡るのか、と新しい発見。当時はギリシャの楽器による伴奏も添えられていたのだろう。してみれば、ここにオペラの源流も求められることがわかる。ギリシャからローマに受け継がれて、ルネサンス時代に再興し、17~19世紀に発達を遂げて現代に至っている。そのルーツと後の流れを直感的に感じた。

また、「いざリ」や「せむし」(日本では差別用語かもしれないが、スペインにはそれがないので敢えて)や鬼が出てきたりする。これはユーモラスな演出であると同時に、社会的な風刺や皮肉を含めていることが多い手法である。全体に古代劇を現代的なスペイン語に砕いて表現していることはわかるが、あまりに突飛な衣装と演出に、誰がどの役を担っているのかも、かなり、あてずっぽうである。


サンティポンセの劇場



自分でも呆れて笑ってしまったのだが、私の目にキャバ嬢と映ったのは、実は冥界の川の蛙のコロス合唱の表現で、後に出てきた別のキャバ嬢ユニットはペルセポネの侍女たちだったのか・・そこに見る側のイメージ力(恥ずかしっ)もわかろうというもの(笑)しかしながら、得てして観客の、特に男性の関心を惹きつけるには必要な演出かもしれない。

かつて読んだ「女の平和」も記憶の片隅から甦ってきた。ペロポネソス戦争の頃、アテネとスパルタの長く無益な戦いに愛想を尽かした双方の女性たちが結託、セックス・ストライキをして、男どもの傲慢を打ち挫くという話。ああ、思い出した~ という感じである。

思いがけない古代ギリシャとの遭遇。このイタリカの丘や野原は、かつてトラヤヌスとハドリアヌスが幼少期を過ごした土地である。数千年の時を越えて、南風に乗っていにしえの声が微かに聞こえてくるような気がした。



美雨


★このランキングに参加しています。更新の励みになるので押して下さると嬉しいです★
(>ω<)ポチに感謝デス♪
にほんブログ村 歴史ブログ 世界史へにほんブログ村 テレビブログ 韓国ドラマへ人気ブログランキングへ

Comment

まーさんさま 

こんばんは^^
体調のこと気遣ってくださりありがとうございます<(_ _)>

> 日本でも伎楽などが古い遺跡で行われたら面白いのに、です。

日本でも、世界遺産の厳島神社の境内でお能や宮中雅楽の蘭陵王の舞が舞われたりする機会は
結構ありましたよね。^^
でもやはり三千年レベルのリバイバルはなかなかないと思います。
古代ギリシャ劇、もうその演目こそが文化遺産のように感じます。
  • posted by MIUMIU 美雨 
  • URL 
  • 2014.06/24 00:29分 
  • [Edit]

makiraさま 

こんばんは^^
古代円形劇場で、実際行われていたであろう演目の古代劇を
三千年後の今、同じ場所で観るのは、たしかに最高のエンターテイメントですね!

> 批評合戦ですか!
> 意味合いや感じが少し違いますがディベートのような感じでしょうか?

劇自体が古代のものなのに、さらに古い時代の先代の作家たちの作品をほめたりけなしたり合戦をするのがおかしいですね^^
それが、きっと当時のエスプリであり、教養をくすぐるウィットだったのでしょう。
おっしゃる通り、ディベートの原則もこんなところから発しているのかもしれません。
  • posted by MIUMIU 美雨 
  • URL 
  • 2014.06/24 00:21分 
  • [Edit]

管理人のみ閲覧できます 

このコメントは管理人のみ閲覧できます
  • posted by  
  •  
  • 2014.06/23 23:04分 
  • [Edit]

NoTitle 

古代遺跡での古典演劇、心が時空を超えて旅に出そうですね。
日本でも伎楽などが古い遺跡で行われたら面白いのに、です。
その後体調はいかがですかT^Tお疲れのことと思いますので、無理なさらないでくださいね。
美雨様の素晴らしい知性と感性にポチ♪です^ ^
  • posted by まーさん 
  • URL 
  • 2014.06/22 23:15分 
  • [Edit]

 

こんばんは、美雨さん! 
流石、ギリシャですね!
古代ローマのイタリカ遺跡での地域の小中高生を対象としたオペラや演劇が催されているとは! 
批評合戦ですか!
意味合いや感じが少し違いますがディベートのような感じでしょうか?
  • posted by makira 
  • URL 
  • 2014.06/21 03:15分 
  • [Edit]

ピー助さま 

こんにちは(*^o^*)
古い遺跡での古代劇の上演は、ギリシャのほかにもスペイン、イタリアで行われていますね。ヴェローナの古代円形劇場では毎夏オペラも催されてますしo(^-^)o
ローマの人達って本当にエンターテイメント好きなのがわかりますね~(*^o^*)

タイムマシンでどんな演目やってたのか見に行きたいですね(^w^)
  • posted by 美雨 
  • URL 
  • 2013.06/17 07:44分 
  • [Edit]

NoTitle 

遺跡でお芝居が見られるのはいいいですね。
ギリシャ以外でも、遺跡でお芝居をやっているとは
知らなかったです。
  • posted by ピー助 
  • URL 
  • 2013.06/16 15:34分 
  • [Edit]

tedukidaisukiさま 

こんにちは(●^o^●)
カエルの合唱が響き渡る季節ですね~
私は、カエルを見ると、なんか落ち着きます。まだまだ自然の営みが大地で正常に繰り返されている・・・
世の殺伐としたニュースばかり見ていると、こんなにも青くてちっちゃい命が愛おしくなります。^^

> 私たちがその演劇を見ても
> 言葉が分からない~笑 雰囲気だけでも面白そうですが

はい、雰囲気だけでも味わうのは価値がありますね!というか、結構笑えましたヨ。原作を読まずに臨んだ人は、あの演出で、ひとそれぞれ誰が何を演じているのか、イマジネーションの幅が大きくなったと思います。^^
  • posted by 美雨 
  • URL 
  • 2013.06/16 12:22分 
  • [Edit]

NoTitle 

此方の田んぼでrはあちこちでカエルの合唱隊♪
外は賑やかです~^^

私たちがその演劇を見ても
言葉が分からない~笑
雰囲気だけでも
面白そうですが
  • posted by tedukuridaisuki 
  • URL 
  • 2013.06/16 00:20分 
  • [Edit]

sunnylakeさま 

こんばんは。sunnylakeさんも雨がお好きな方でしたね。
詩人さんはそういうものかもしれませんが・・・美雨にも嬉しい季節です。
地中海世界で発掘再建された遺跡を舞台とした古代劇の上演は、他にもギリシャ、イタリア、フランスなどでしばしば催されています。本当に素晴らしいことですね。
これを日本に応用して考えると、平城京の遺構なども、日本の古代劇を演じるには理想的な舞台となりそうです。

>スペイン語って普通でも早口に聞こえますが、それ以上に速いとかなりのテンポだったのですね。 日本でも、お笑いとかは速い口調でしゃべりますが、それみたいな感じでしょうか。

スペイン語と言っても、むしろラテン語の古典劇のように、ゆーっくり荘厳な口調で語られました。日本のイメージで言えば、お能や、詩吟みたいな、ゆったりおおらかな口調です。
古い遺構の劇場というデメリットでもありますが音響もイヤホンも何もない青空劇場ですから,私のように最後部に座った観客(スペインの人も)、ひたすら役者さんの声のエコーをたよりにどう話が進んでいるのか聴きとらなければなりません。
そういう意味で、大袈裟でゆったりした台詞回しや派手な所作やアクション、それも、古代の劇場に見合った演出かもしれません。とにかく、古代劇をこんな場所で観れたことは初めてだったので、感激しました。^^
  • posted by 美雨 
  • URL 
  • 2013.06/15 21:50分 
  • [Edit]

サムさま 

いつもありがとうございます。m(__)m
はるか昔から歴史が交錯した丘の遺跡で演じられるギリシャ
劇・・・スペイン語なので、筋はわからなくても、ぜひ体験してみたいと思いました。 しかも子どもたちのために演じられるなんてスペインはすごいです。
アンダルシアの遺跡に古代ローマ劇場という建造物、それは二千年の時を隔てながらも、人間の激しい情感を凝縮させた強烈な磁場となっていることも、おそらく感動を誘う要因でしょうか・・・涙がでてきますね。(T_T)
  • posted by MIUMIU 美雨 
  • URL 
  • 2013.06/15 21:33分 
  • [Edit]

NoTitle 

かえるママ、こんばんは。
北の大地もカエルの合唱で賑わう季節がきたのですね。^^

なにげに貼った白虎と朱雀に、四神思想を見出すとは、さすがかえるママ!孔雀は東方(インド)から運ばれてきて、あの独特の色彩と姿かたちに、東洋の神秘さを想ったことでしょうね。
美雨も、物語のテーマとは一見につかぬこの題名に神秘を感じ、調べていくうちに、神秘のヴェールを少しだけ掃うことができました。
クラシックお好きなママさまもきっとご存じのカヴァレリア・ルスティカーナのようにインターメッツォで劇の幕間で演奏される素晴らしい名曲がありますが、間奏曲の意味合いというか重要性って、古代ギリシャ劇にルーツを発していたかもしれない・・・コロス達が歌ったぺロポネソス戦争に対するレジスタンス合唱は、民衆の心を揺さぶるくらいの美しさと魅力を持ったものだったのではないか、とふと感じたのです。
ストーリーとは一見無関係な「蛙」も、実はここにこそ作家が一番込めたい含蓄があったり、ツボだったことは、ダヴィンチ・コードの(次くらいに?笑)衝撃でした。コロス達の蛙の合唱・・・音符も演出法も残っていない今となっては想像を駆使するしかありませんが、きっとテンポがあるしらべに押韻のあるワードジョーク的なフレーズが聴衆を魅了したような・・・現代人にも通じる、知的で楽しい曲と踊りだった気がします。きっとかえるママも感動なさるに違いない・・・カエルのDNAが呼びさまされます。e-250kero!本当にタイムマシンで、見に[聴きに)行きたくなりますね!^^
  • posted by 美雨 
  • URL 
  • 2013.06/15 21:22分 
  • [Edit]

けろさま 

けろちゃん、カエル好きつながりで 変わらぬご厚情ありがとうございます。m(__)mケロッ
今年も、野川の公園橋下のウシガエルがモーモー泣きだして、嬉しい季節です。^^
資格試験の準備は進んでいますか?きっと頑張っていらっしゃると思いました。

>アンダルシアのローマ遺跡・・・当時の劇場が残ってて、まだ使用されているなんてすごい

本当ですね!こうしたイベントを企画して実現できることに、西欧諸国の文化の高さを如実に感じさせられます。 毎年夏に、メリダのローマ遺跡で催されるフェスティバルの古代劇はさらに本格的なことで有名なようです。

>カエルの子はカエルですから、ごめんなさいです(*- -)(*_ _)ペコリ

もう、けろちゃんったら、エスプリききすぎ!(爆)前世、コロス達の合唱隊長をやっていたのでは?アリストファネス先生のレーナイア賞の副賞もらえそうe-250ケロ!
ではけろちゃんも美雨も、コロス君たちのように、田んぼで合唱をしながら、ゆる~くがんばりましょうね(●^o^●)
  • posted by 美雨 
  • URL 
  • 2013.06/15 21:11分 
  • [Edit]

sinさま 

こちらこそご無沙汰しておりますm(__)m
世界史に精通したsinさんならではのコメント、嬉しく拝見致しました。

sinさま仰るように、”蛙”って本当にエスプリがきいているというか、知的な風刺やロジックを楽しむ、当時とても洒落た喜劇だったようですね。ペロポネソス戦争の反省がテーマだったこともあり、ウイットを駆使し詩人達に代弁させユニークに表現した傑作だったと知りました。バッカスがアイスキュロスを連れ帰るとき、一方のエウリピデスが不服を申し立てると、それに対し彼自身(エウリピデス)の作品(の名文句)を引用しぐうの音も出させなくするウィットも見事で、これはいまの政治家たちの話術やディベート法の元祖を彷彿とさせますね。^^

因みにその引用とは、エウリピデス作の悲劇『ヒッポリュトス』で語られた「舌は誓ったが心は誓わない」という台詞で、ソフィスト派嫌いのアリストファネスは度々この句を用いて、彼らをやりこめています。
sinさんも、余裕ができたらまた歴史レビュー、書いてくださいね!楽しみにしています。^^
  • posted by 美雨 
  • URL 
  • 2013.06/15 20:59分 
  • [Edit]

サミーさま 

深くて素敵なコメントを、ありがとうございます。
楽しいおちまでついていて・・・もう、サミーさん、さすがです(笑)

サミーさんも共感して下さいましたが、いまどきの高校生には退屈なストーリーであったにせよ、これは素晴らしい企画ですね。
日本でも、市の教育委員会、いえ、文化庁に呼び掛けて、日本の歴史的遺構(残念ながら木の文化ではありますが)思い切って清水の舞台とか厳島神社の張り出し舞台などは勿論、街々の小さな広場ででも、歌舞伎や能や、もしくはギリシャ古代劇に倣って古事記や国うみ神話などの今ふうバリエーションを青少年のためにたびたび演じてほしい位です。^^
・・・そこで脳内妄想(#^.^#)モフモフ
宗教や政治とかけ離れてアンダルシアの人達が神話をモチーフにした古代ギリシャ作家の喜劇を楽しんでいるように、スサノオやヤマトタケルなどのヒーローを復活させ、ジャニ風のダンス、AKB48ふうの合唱や輪舞(スペイン人が見たらそれこそキャバ嬢のような綺麗どころの妖精たち?)もまじえてパフォーマンスするのは時代に即した愛国的なオペラブッファといえないでしょうか。(笑)
そうやって日本人のルーツや先人たちを何度も舞台に見て、生きた芸能文化に親しんで育てば、君が代を歌う歌わないで大問題に発展することもなく済んだでしょうに。(大阪の教育委員会の騒ぎが、記憶に新しいところです *_*;)
スマホの窓とゲームばかりの病んだバーチャル遊びしか出来ない若人の多い中、トラヤヌス帝ゆかりのローマ遺構をエコサイクル(?笑)させた古典文学の傑作中の傑作を無料で楽しめる贅沢を、時空を超えて魂レベルで味わって欲しいですね!。
  • posted by 美雨 
  • URL 
  • 2013.06/15 20:46分 
  • [Edit]

NoTitle 

こんな遺跡でのお芝居が観られるなんて、本当に貴重ですね。
しかも飛び入りだったなんて、美雨さんはいつも運がいいですね。
スペイン語って普通でも早口に聞こえますが、それ以上に速いとかなりのテンポだったのですね。
日本でも、お笑いとかは速い口調でしゃべりますが、それみたいな感じでしょうか。
子どもたちにも興味がある子とない子がいるのは、ほんとに日本と同じですね。
  • posted by sunnylake 
  • URL 
  • 2013.06/15 14:02分 
  • [Edit]

さすが~ 

今度は古代ギリシャ劇ですね。
さすがに美雨」さん、実に多方面に深い造詣をお持ちで、
いつもながら感服いたしております。
  • posted by サム 
  • URL 
  • 2013.06/15 12:46分 
  • [Edit]

NoTitle 

美雨さん、こんにちは。
今日もとびきり素敵な記事をありがとうございます。
今日はこちらもカエルが元気になりそうな、恵みの雨が降ってます。
美雨さんの優しい解説のおかげで、「蛙」の由来を理解出来ました。
古代ローマの円形劇場で、「蛙」をご覧になれるというのも、神様からのプレゼントではないでしょうか?
美雨さんはどこでも、神に守られてる様に思われてなりません。
ローマでも孔雀に獅子・・・・ナゼか中国の4神の朱雀、白虎を連想してしまいました。
古代からの時を経て・・・・もしかして、美雨さんギリシャ神話の中の女神様の生まれ変わりではないでしょうか。
旅というのは素晴らしな~としみじみ思いました。
  • posted by かえるママ21 
  • URL 
  • 2013.06/15 10:36分 
  • [Edit]

カエル~~!! 

美雨さまの日記に、久々にカエルの文字があがって
嬉しくて飛び出してきた青ガエルのけろv-535です!

古代ギリシャの文学にも、カエルは、存在していたのですね美雨さまi-198e-497

けろは、カエルなので、むずかしい話はわかりません
でも、美雨さまがカエルを思い出すほど、素晴らしい舞台だったのはすごくよくわかりましたv-353v-353v-353
アンダルシアのローマ遺跡・・・当時の劇場が残ってて、まだ使用されているなんてすごい i-199

みなさんのような頭のいいコメントができなくてすみません。
カエルv-535の子はカエルe-250ですから、ごめんなさいです(*- -)(*_ _)ペコリ

コロス君たちのように、田んぼで合唱をして、ゆる~くがんばりますi-239i-3

今日はアリストパネスですか 

美雨さんご無沙汰しています。
心配おかけしましたが、新しい環境にも慣れ、元気でやっています。
ブログ更新をさぼっていてすみません。
でも本は何時もはなさず読んでいますよ。美雨さんの新着記事も。。^^
ギリシア喜劇全集〈第1巻〉も読みました。アリストパネスは、
美雨さんの書かれたように希臘喜劇作家でも類のない独特の世界を作っています。
活躍した時代はペロポンネス戦争のさなかだったので、それに因んだ作品や弁が多いですね。
彼が、終始平和論者だったことが作品を通じてよくわかります。
当時の慣習を破って再演となる位熱狂したのは
劇の幕間でコロス達が歌ったぺロポネソス戦争への反歌だったと記憶しています。
天才詩人というのは意外なところにスパイスを配置するんですね。
アリストパネスの巧みなロジックを用いた弁証法は、現代の政治家達にも影響を与えています。

豊富な感性と知識で、より楽しく舞台を満喫された日本女性の美雨さんを見て、
天国のアリストパネスもきっとご満悦でしょう。
  • posted by sin 
  • URL 
  • 2013.06/15 07:02分 
  • [Edit]

 

アンダルシアではいい旅をなさいましたね。
美雨さんのいくところ、いつもハッピーサプライズが待ち受けているかのようです。
ギリシャの神々も応援しているのかな?

古代ギリシャ三大喜劇作家の演劇を古代ローマ劇場で鑑賞とは、スペインの小中高生徒、羨ましいほど贅沢な企画ですね
しかし、そんなありがたみもわからず、いちゃいちゃしてお喋りに夢中の学生、
これは世界万国共通の親教師の憂いかもしれないですね。
確かに、カエルという可愛い題名に似つかず高い教養がないと笑えない内容のストーリー、小学生には退屈ではありそうな演目。(笑)
それでも 素晴らしい歴史的遺構で、有名な古代劇を見た、という思い出が 一つでも劇中の残像と一緒に残れば、児童達の人生に大きな意義をもたらすとでしょう。

日本の教育委員会も、いまや廃れそうな古事記や神話を、こんなスケールの大きい企画で小中学生に展開できたら、長い目で見て、日本の将来いいことあるかもしれませんよ。(笑

カエルといえば、僕も狭い日本という井のなかの蛙で終わってしまわず、美雨さんのように世界中、広く豊かな旅をしたいものです。
  • posted by サミー 
  • URL 
  • 2013.06/14 23:12分 
  • [Edit]

Comment_form

管理者のみ表示。 | 非公開コメント投稿可能です。

左サイドMenu

プロフィール

MIUMIU 美雨

Author:MIUMIU 美雨
旅、歴史、長編ドラマ(短編も)のレビューやエッセイを書いています。
文化系の記事が多いですが、歴史ドラマ(大河ドラマ:八重の桜)や、韓ドラレビューも書きます。中でもソン・イルグクさんの作品が大好きです。
更新はマイペースで続けていきますのでどうぞよろしくお願い致します。

過去記事は画面右上の検索フォームか左下のカテゴリー、早見表で探して下さい。

当ブログにて使用させて頂いておりますドラマ等の画像の著作権、肖像権は全て出所元にあります。当サイト内の文章の無断転載、無断トラックバックはお断りしております。

尚、此処はあくまで個人のサイトとして書いているブログであって、”公の掲示板”とは異なりますので、いきなりの複数の質問ばかりのコメント等はご容赦願います。返答致しかねます。

また、記事に関係のない内容のコメントや荒らしに該当する方、挙動不審な方は場合によって制限をさせていただきます。



クロスフォーダンシングストーン
きらきらとストーンが振動 クロスフォーニューヨーク Dancing Stoneシリーズ(ダンシングストーン)  Jupiter2 タイニーピン NY-T013

肩こり、疲れ、冷えに

最新記事

FC2カウンター

カテゴリ

八重の桜レビュー
1話 2話 3話 4話 5話 6話 7話 8話 9話 10話 11話 12話 13話 14話 15話 16話 17話 18話 19話 20話 21話 22話 23話 24話 25話 26話 27話 28話 29話 30話 31話 32話 33話 34話 35話 36話 37話 38話 39話 40話 41話 42話 43話 44話 45話 46話 47話 48話 49話 50話(終)

韓国ドラマあらすじ
天地人(発酵家族)
1話 2話 3話 4話 5話 6話 7話 8話 9話 10話 11話 12話 13話 14話 15話 16話 17話 18話 19話 20話 21話 22話 23話 24話(最終話)

神と呼ばれた男
1話 2話 3話 4話 5話 6話 7話 8話 9話 10話 11話 12話 13話 14話 15話 16話 17話 18話 19話 20話 21話 22話 23話

強力班
1話 2話 3話 4話 5話 6話 7話 8話 9話 10話 11話 12話 13話 14話 15話 16話(最終話)

風の国
1話 2話 3話 4話 5話 6話 7話 8話 9話 10話 11話 12話 13話 14話 15話 16話 17話 18話 19話 20話 21話 22話 23話 24話 25話 26話 27話 28話 29話 30話 31話 32話 33話 34話 35話 36話(最終話)

風の国あれこれ
その1 その2 その3 その4 その5 その6

人生画報
作品紹介 1-4話 5-8話 9-12話 13-16話 17-20話 21-24話 25-28話 29-32話 33-36話 37-40話 41-44話 45-48話 49-52話 53-56話 57-60話 61-64話 65-68話 69-72話 73-76話 77-80話 81-84話 85-88話 89-92話 93-96話 97-100話 101-104話 105-108話 109-112話 113-116話 117-120話 121-124話 125-128話 129-132話 133-136話 137-140話 141-144話 145-148話 149-152話 153-156話 157-160話 161-164話 165-168話 169-172話 173-176話 177-180話 181-184話 185-188話 189-192話 193-196話 197-200話 201-204話 205-208話 209-212話 213-216話 217-219話(最終話)

善徳女王
1,2話 3,4話 5,6話 7,8話 9,10話 11,12話 13,14話 15,16話 17,18話 19,20話 21,22話 23,24話 25,26話 27,28話 29話 30話 31,32話 33,34話 35,36話 37,38話 39,40話 41,42話

カテゴリー

 



最高に美味しいフレーバーティー
北欧紅茶セーデルブレンド
スモールハウス缶

北欧紅茶ミニ缶セット

ウェッジウッド ワイルドストロベリー アソートティーバッグ 36P
味まろやかミルクティーにぴったり

NINA'S マリーアントワネット紅茶
世界で唯一ヴェルサイユ宮殿の
王室付属の庭園から採れた果実と
花を紅茶にブレンド

芸術品のような美しいローズ模様
ポットとカップが一体化したセット

右サイドメニュー

Translation(自動翻訳)

検索フォーム


格安旅行で副収入
ワールドトラベルアワード受賞

海外旅行は体験談を参考に!
竜宮小僧の旅案内



スーツケースカバー犬猫シリーズ

機内持ち込み可

スーツケース格安レンタル

ランキング参加してます

ポチっとお願いします▽・w・▽


にほんブログ村 歴史ブログ 世界史へ
にほんブログ村 テレビブログ 韓国ドラマへ

ブロとも申請フォーム

blogram投票ボタン